これぞプーアル茶
ほかのお茶にはない、プーアル茶ならではのおいしさを表現しているプーアル茶です。
プーアル茶といえば陳化熟成。しっかり16年、プロの手によって温度湿度を管理した倉庫で熟成された技の光る陳念生茶。プーアル熟磚茶 7581は茶葉発酵の妙技を味わえる伝統レシピ。
そしてもっとも有名熟茶、7572のおいしさをはずすことはできません。
プーアル茶、今と昔
悠久の歴史を持つプーアル茶といってもいろいろと変化、そして進歩し続けています。もちろん昔ながらの作りのプーアル茶も。
C0502 正宗 紅色昌泰号號を昔ながらの生茶とすれば、最新の生茶M0505 悦品からはプーアル茶の変化を。一方熟茶のK1402 孔雀の郷七子餅茶 7572とM1503 大益茶 新版 7552からは熟茶の進歩を見ることができます。
変化と進歩、そのなぞを解いてみてはいかがでしょうか。
そして中茶牌簡体字鉄餅と80年代7532厚草紙は正真正銘、昔のプーアル茶。
プーアル茶をおいしくする一工夫
ちょっと一手間くわえることで、プーアル茶がもっとおいしくなります。
しっかりと押し固められているプーアル茶はその中にそのおいしさ、さらには雑味まで茶葉の持つすべてを閉じ込めています。なので「あらかじめ崩す」ことによって青味や倉庫臭など雑味とされる風味を飛ばすことができます。
もうひとつの「しっかり混ぜる」はレシピ番号を持つプーアル茶で特に重要です。プーアル茶では茶葉が表面、中心部、裏面で異なる茶葉が使用されていることがよくあります。なので、ただ一部分を崩しただけではその一部分の茶葉のおいしさしか味わうことができません。そして洗茶のあとすぐに次のお湯を注ぐのではなく、5分ほど待ってからお湯を注ぐとまろやかな飲み口のプーアル茶に。
コスパランキング
おいしさが価格とアンバランスなお得なプーアル茶を選んでみました。
2014年に作られた伝統のレシピ、7582は地味ですが、実においしいプーアル茶です。お手ごろ価格でおいしい生茶をお探しであればまずはこのプーアル茶から。朴子 醇は品評会用の茶葉で作られたお手ごろ熟茶。茶葉も仕上がりも上々のお勧めプーアル茶です。玖瑰大益はかつての銘牌の復刻品。ここまでの茶葉で作った熟茶はお目にかけません。
パッケージで決めました
個性的なパッケージが多いプーアル茶ですが、R1306 朴子 醇はそのパッケージがかわいいとの感想を何件もいただきます。下関茶廠では少数民族のテイストも特徴で目を引きます。/p>
四川茶
四川省のお茶から雲南茶への変遷をたどるお茶たちです。
四川省にルーツがあるとされる沱茶。沱茶の代名詞でもある下関茶廠の沱茶、そのかつてのライバルであり、中国茶で始めてモンドセレクション金賞受賞の重慶沱茶、そしてチベットへと送られる雅安茶廠の茶作りをたどるとその味の変遷を見ることができます。
若い生茶の一味違う、おすすめ飲みかた
まだ味わいに角がある若い生茶をおいしくいただく技を紹介します。実際にやってみると確かに違うおいしさなので、ぜひお試しください。
熱いプーアル茶を水筒の中で保存しておくと、その熱で苦味の成分が変化してまろやかになります。寒い季節には特にお勧めのおいしいのみ方です。
一方のアイスプーアルは暑い季節にお勧めです。苦味のある若い生茶を冷やすと、キリリと夏にぴったりのおいしさです。
日本のほうじ茶のようにプーアル茶も焙じることで違ったおいしさを楽しむことができます。焙じることで苦味成分が分解されるので飲みやすく、胃にも易しいプーアル茶になります。
去年よく成長したプーアル茶
この一年でぐっと味わい深くなったプーアル茶たちです。
一位のC0204昌泰號 庚辰記念餅と2位の金大益はそれぞれ03、02年のプーアル茶ですが、10年を過ぎると生茶はぐっとおいしさを増していきます。
どちらのプーアル茶もその強すぎる茶気のためなかなかに落ち着かないプーアル茶でしたが、どちらもこの一年でぐっとおいしさが深まりました。
コスパ高級茶
専門店だからできる、中国マーケットでの評価と、当店での価格のギャップランキングです。
2000年易昌号は中国でもプレミアのつく銘茶。大白菜班章有機生態茶 特制精品は偽物があふれる以前、班章ブームの前に作られた本物の極上班章プーアル茶。
そして中茶牌簡体字鉄餅は40年も前に作られた今ではなかなか見ることのできない本物のプーアル茶。