解説：蔵茶 金尖芽細特級 

チベットで喫される茶の中で最もポピュラーなものが今回紹介する「蔵茶」です。

過酷な環境にすむチベットの人々にとって、茶は楽しむだけのものではなく、薬として、何より病を「未病」とするために大事に扱われています。
それは「食事を書かすことがあれども、茶を欠かことなかれ」と言うチベットに古くから伝えられている諺からもわかります。

蔵茶の歴史は古く、1000年以上の歴史があります。蔵茶を作る茶廠はいくつかありますが、雅安茶廠はその中で最も長い歴史を持つ茶廠です。

蔵茶には康碑、金尖と二つの種類がありますが、基本的には同様の茶ですが、采摘される季節によって、また茶葉の配方などに違いがあります。

特級茶であるこの金尖芽細は旨味のある茶葉の芽を多く配し、また紅苔と呼ばれる蔵茶独特の発酵された茎を多く含んでいるので、味わいにこだわりのある方におすすめの蔵茶となります。

蔵茶は32もの工程を経て作られます。近年は工程の簡素化されましたがそれでもほかの茶類と比べると圧倒的に多くの工程、そして５年という長い時間をかけて作られます。

製法だけでなく、蔵茶の入れ方も今では珍しい煮出し法が正しい入れ方とされますがこれは標高が高く、お湯の温度が低い（60-70度程度）チベットなどでの入れ方となります。
（１リットルにつき５gの茶葉をいれ10分以上煮出すこととされる）

家庭では手軽に急須を使って熱湯で淹れてもおいしい蔵茶を楽しむことができます。

仏教と切り離すことのできない金尖茶。
パッケージには仏陀が描かれています。
しっかりと封がされた箱を開けると、中に黄色の紙で大事に包まれた茶葉があらわれます。

櫛形に押し固められた茶葉は大変固そうですが、層状になっているので横から千枚通しなどを当てると簡単に崩れていきます。

湯を注ぐと見事な荷香が立ち上ります。
漢方薬のような香ですがその奥に無花果のような甘みの香があります。

透き通ったオレンジ色のきれいな水色です。
特級に区分されるこの金尖芽細はその名にある通り、若芽の量が多く、香も強くなります。味わいの面でもミネラル分の強い味わいは濃く、豊かなっています。

ほっと落ち着く味わいで、おいしさの面においてもすばらしい蔵茶ですが、蔵茶は健康茶としてもよく知られています。

その中でも三高(高血圧、高血糖、高コレステロール)を下げる効能、さらには痛風や糖尿病、ダイエット効果もあるとされ、近年の健康ブームに伴い中国でも注目が高まっています。

当店の扱うプーアル茶とはひと味違う蔵茶。
贅沢なひと時に是非、一度お試し下さい。

お試し用もあります。
　→蔵茶 金尖芽細 お試し用

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お客様の声

煮出して夕飯のお供に

東京都 K.T様

2回目の注文の商品、無事届きました^^。
毎度のことですが、とても丁寧で厳重な梱包でジャケ買いのお茶の箱も潰れること無く感激です。ありがとうございます。黒茶は保存がきくからと、前回今回とも休日ゆっくり楽しもうと目論んでいる生茶やジャケ買いしてしまった熟茶等いいろいろ購入させて頂いたのですが、我慢できなくてすぐに封を開けちゃったものだけ先に感想を書かせて頂きますね。あとはこれからのお楽しみです^^
老茶頭
職場で飲んでます。出勤したら4～5g程の茶頭を洗茶後1.2Lの保温ポットのお湯にドボン。1日掛けて飲んでます...が、濃厚なコクと香りが美味しくて思わず一気飲みしてしまい夜まで持たないこともしばしば。
チョコレートのようなコクがたまりません。
蔵茶金尖
辺茶の独特な風味が個人的に好きでありまして。煮出して夕飯のお供に頂いてますが、勿体ない美味しさです。なんなら食事が邪魔(笑)。こちらも一気飲みしてしまう誘惑に駆られ、食後最後の一杯を残すように気をつけて頂いてます^^金尖に関しては本当に大好きな味で、保存用にリピ買いさせて頂きました。
茶評に長けていらっしゃる他の方々のような感想は書けませんが、素人ながら美味しい(>o<)、幸せ(>∀<)、謝謝(T∀T)、と言う事でも伝わればと思い筆を取りました。
プーアールカフェさんのＨＰは説明が丁寧で言葉遣いや表現もお上手、読んでるだけで楽しく美味しさが伝わってきて、いろいろ試したくなるので本当に困ります(笑)。読んで飲んだ気になって満足しております(笑)。これからも楽しみにしております。

間違いなく日本人好みの味です。

東京都 T.Y様

蔵茶 金尖芽細の感想を送ります。すごく懐かしい味で、これはなんだったかしばらく考え込み、思い出しました。日本には浅田飴という漢方薬を入れた薬用の水飴があります。子供の頃、風邪をひくと、これを湯に融かして飲ませてもらいました。それに似ています。もちろん、金尖芽細はずっと上品で大人の味ですが、間違いなく日本人好みの味です。

茶壷で淹れるより煮出し法のほうが甘味が強くおいしくなります。

東京都 T.H様

蔵茶 金尖芽細 特級 お試し用
寶焔牌雲南下関磚茶とは異なり、茶葉の香りは淹れる前は余り感じません。お湯を注ぐと、楠香というよりはほのかな木の香りがします、プーアル熟茶の様な発酵臭はほとんどしません、私は発酵臭というか鮮味が苦手なので助かります。一口飲むとほんのりとした甘味、渋みや苦味はわずかです、濃く入れ過ぎても苦味や渋みが気になることは無いですね。ただ、このお茶はやはり煮出し法で淹れるのが正しいようで、茶壷で淹れるより煮出し法のほうが甘味が強くおいしくなります。

Y1402
蔵茶 康磚
Zāng Chá Kāng Zhuān

雅安茶廠 2023年
販売重量 80g / 250g
2,240円

たっぷり飲みたい康磚。
表示価格は小分け(80g)のものとなります。3つご注文いただくと塊り(250g)でのお届けとなります。

C1501
品為上 特級品
Pǐn Wéi Shàng Tèjípǐn

昌泰茶業 2014年
販売重量 40g / 250g
1,290円

昌泰茶業渾身の2014年熟茶。杏仁香の甘い香りと易武春茶葉の典雅な香りがおいしさを誘います。優雅なひと時のためのとっておきのプーアル茶。
表示価格は小分け(40g)のものとなります。6つご注文いただくと塊り(250g)でのお届けとなります。

M0405
大益緊磚茶 黄片磚
Dàyì Jǐnzhuānchá Huáng Piàn Zhuān

孟海茶廠 2005年
販売重量 50g / 250g
2,580円

布朗山の黄片茶葉で作った素朴な生磚茶に大益茶のプーアル茶作りをこめた茶人好みのプーアル茶です。黄辺茶葉の味わいと、大益茶の「孟海味」のハーモニーをお楽しみください。
表示価格は小分け(50g)のものとなります。4つご注文いただくと塊り(250g)でのお届けとなります。