解説：下関鉄餅 金榜 T8663 

下関茶廠伝統の8663。80年代にレシピ番号を開始した下関茶廠の最も基本であり代表的な熟茶レシピです。

T8663について
レシピ番号8663の最初の二桁の数字はレシピが生まれた年。三桁目は茶葉のグレード、最後の"3"は下関茶廠を表します。【→謎の番号レシピ番号】
この8663にはさらに"T"の文字がついていますが、これは鉄餅(Tiěbǐng)を表します。

鉄餅なので、しっかりと固められてはいますが、茶刀をたてると形の良い茶葉が崩れてきます。

お茶を淹れると、ふくよかな香りが立ち上ります。
上手に熟されたこのプーアル茶からは深みのある、そして甘みを感じる糖蜜香、そして陳香が拡がります。

下関鉄餅 金榜 T8663の試飲
ワンランク上の茶葉で作られたできのよい熟茶です。薄めでも、濃いめに淹れてもおいしくいただけます。

味わいは香りから連想される味わいを素直に感じることができます。甘み、まろやかさ、深みといった熟茶が持っているおいしさが上手に醸し出されています。

黒糖、そしてセモリナを連想させる穀物香がとてもおいしそうです。口に含むと落ち着いた甘みと何よりもそのまろやかさに口がほころびます。6号茶葉を使用して作られていますが、若芽から茶茎までのおいしさを引き出している作りに感じられます。

葉底を観察すると、上手に醸された茶葉は柔らかく、形の良い茶葉が見られます。一昔前のものと比べると発酵技術には確かな差が見られます。伝統を保ちながら、下関の技術の進歩も感じることができます。

まとめ
下関伝統のレシピ、8663。
味わいの深い、しかし飲みやすい下関鉄餅 金榜 T8663。これまでより茶葉のランクを上げて作ったできのよい一枚です。

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M1803
大益茶 7572
Dà Yì Chá 7572

孟海茶廠 2018年
販売重量 80g / 357g
1,590円

孟海茶廠定番、プーアル茶の定番
表示価格は小分け(80g)のものとなります。4つご注文いただくと塊り(357g)でのお届けとなります。

R1901
俊昌號
Jùn Chāng Hào Shú Chá

六大茶山 2013年
販売重量 50g / 357g
2,500円

極上の熟茶
表示価格は小分け(50g)のものとなります。6つご注文いただくと塊り(357g)でのお届けとなります。

M0803
大益茶 7542
Dàyì Chá 7542

孟海茶廠 2018年
販売重量 60g / 357g
2,120円

現代プーアル茶の原点といえる名レシピ、7542。王道レシピの完成度、そして熟成が生み出すおいしさをお楽しみ下さい。
表示価格は小分け(60g)のものとなります。5つご注文いただくと塊り(357g)でのお届けとなります。

M0309
銀大益
Yín Dà Yì

孟海茶廠 2012年
販売重量 30g / 357g
2,560円

2003年に作られた銀大益の2012年版。熟成が進みぐっと味わいに深みが出ました。早い回甘と煙味がコクがありながらもすっきりとした味わいに仕上がって来ました。
表示価格は小分け(30g)のものとなります。10つご注文いただくと塊り(357g)でのお届けとなります。