X0902 下関甲級沱茶 特制
Xiàguān Jiǎjí Tuóchá Tèzhì 2013
下関茶廠の定番であり銘作プーアル茶、下関甲級沱茶。2013年の「特製」品です。熟成用に今のうちにお手元に置きたいプーアル茶。
形状 | 小沱茶 |
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製造 | 2013年 |
茶廠 | 下関茶廠 |
産地 | 大理 |
熟生 | 生茶 |
特徴 | よりぬき茶葉の特制品 |
味の評価
- 甘味
- ★★★★☆
- まろみ
- ★★★☆☆
- 渋味
- ★★☆☆☆
- 苦味
- ★★★☆☆
- 酸味
- ★☆☆☆☆
- 香り
- ★★★★☆
- 熟成度
- ★★☆☆☆
解説:下関甲級沱茶 特制
下関の作る沱茶の定番、下関甲級沱茶です。
下関甲級沱茶は1950年代から作られている、もっとも歴史が長く、もっともポピュラーな沱茶です。
プーアル茶の製造量が増え、以前に比べるとより大衆的となってきたされる下関の緑盆ですが、今回紹介する下関甲級沱茶は2013年製の中でも「特製」でワンランク上の仕上がりとなっています。
沱茶は伝統的に小さな若芽を押し固めて作られますが、この下関緑盆に使用されている茶葉は若芽でありながらも、一回り大きな茶樹から采摘された若芽が採用されており、通常版の甲級沱茶と比べるとその作りは明らかに異なります。
味作りは甲級沱茶の伝統に則っています。
できたて当時は鮮やかな黄色であった水色も山吹色に落ち着いてきています。香の面でも蘭香は奥に身を潜め、花蜜香と姿を変えています。鮮烈であった苦味も落ち着き、旨味へと変化してきています。
とはいえ、まだ青味を残しているので淹れる際はティーコゼーなどを使用してじっくりと熱を通していくとじんわりと旨味の深いプーアル茶に仕上がるのでお試し下さい。
下関茶廠の作った定番茶、下関甲級沱茶 特製。ワンランク上の定番茶をぜひお手元に一つ。
こちらもご覧下さい。
→下関沱茶の特級品下関特級沱茶
→孟海茶廠のパンダ沱茶熊猫沱茶
【プーアル茶の記録】
・2014年1月
華やかな香り、苦味の強い新茶の味わい。さっと淹れて煎茶のように。
・2016年11月
香は落ち着き、薫香。だんだんとまろやかに、そして厚みが出てきました。