解説：茶王青餅珍蔵品 

広州の飛台茶商の特別オーダー品、茶王青餅です。
早春茶葉で作ったシンプルな、しかし極上な生茶です。

※検品のため、餅茶は開封済みとなっております。

飛台茶商について
飛台茶商は広州の茶商でいろいろな茶廠にオーダーして独自のプーアル茶を作っていますが、その中でも下関茶廠との結びつきは強く、毎年いくつものオーダープーアル茶を作っています。
このプーアル茶のパッケージにも「FT特製」とありますが、これは飛台（Feng Tai)の頭文字でオーダー品であることがわかります。

下関茶廠の作るプーアル茶の中でもFT製は特に品質が高いことでも知られおり、これまでにいくつもの銘茶を生み出してきています。

茶王青餅について
このプーアル茶「茶王青餅」の名はプーアル茶において時折使用されるフレーズです。その意味するところはその字面のとおり、茶王と呼ぶのにふさわしい高品質の茶葉で作ったプーアル茶を意味します。

餅面を眺めると、小さな茶葉が多く見られ、そしてそれらの多くが産毛をまとっていることがわかります。しっかりと押し固められており、長期の熟成にも耐えうる伝統的なつくりとなっています。

できたての頃は湯色はきれいな黄金色でしたが、3年の熟成を経て茶色味が出てきています。春の香そしてドライフルーツを連想させる甘みの詰まった香です。できたての頃の蘭香は落ち着き、芍香が立ってきました。

口に含むと程よい渋味、そして孟海茶区の喬木春茶らしい滋味深い味わいが口の中に広がります。
まだ3年の熟成ですが、新茶の持つ青味は消えました。以前は春茶のシンプルさが感じられるプーアル茶でしたが、味わいに深みが見られます。これも春茶だからこその味わいの変化で、飲みごこちのよいプーアル茶となっています。

今飲んでおいしい「茶王青餅」。茶王の風格はこれからますます高まっていくポテンシャル十分のプーアル茶です。

プーアル茶の記録
・2014年11月
まだ新しいプーアル茶。華やかな蘭香、しかし春茶のまろやかさ。とはいえ美味しくいただくにはまだ若く、味わいが落ち着くのを待つ。

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お客様の声

飛台の名のつくお茶はハズレがありませんね。

東京都 T.Y様

茶王青餅 珍蔵品は、封（崩し）を開けたとたん、春茶葉ぁ～！という香りが漂ってきました。茶湯の香りもそれを裏切らず、甘い蘭香です。茶気は強烈で、煙味はありませんが、苦味は強く、それが全体の風味を引き締めています。実は溌剌一方のこのタイプは必ずしも好みではないのですが、さすがにこのくらいのグレードになると、ミネラル感たっぷりでコクも段違いなので、春茶の醍醐味を満喫できます。飛台の名のつくお茶はハズレがありませんね。ちなみに、いつも夜に3煎くらい淹れて、後は茶葉を水筒に詰めて翌日一日中楽しむのですが、そうすると、若い生茶のおすすめの飲み方の解説通り、まるで別のお茶のように苦味が消えてグッと甘くなります。ずっとこの飲み方なので、どのお茶も概ねこの傾向があるのは気づいていましたが、このお茶はその落差が大きいですね。

C0401
和諧中国 特供茶
Hé Xié Zhōng Guó Tè Gōng Chá

昌泰茶業 2007年
販売重量 30g / 100g
3,480円

現在の中華の王たちのための茶
表示価格は小分け(30g)のものとなります。3つご注文いただくと塊り(100g)でのお届けとなります。

M0401
大白菜班章有機生態茶 特制精品
Dàbáicài Bānzhāng Yǒujī Shēngtài Chá Tèzhì Jīngpǐn

孟海茶廠 2002年
販売重量 357g
1,059,000円

茶王、班章

R0001
俊昌號 7546
Jùn Chāng Hào 7546

六大茶山 2018年
販売重量 60g / 200g
1,340円　1,273円

「俊昌號」を冠し、伝統の名牌「7542」をモチーフに六大茶山が作る7546です。「俊昌號」の質の高さと甘さが特徴の一枚です。
表示価格は小分け(60g)のものとなります。3つご注文いただくと塊り(200g)でのお届けとなります。

C0915
昌泰號老陳的茶 南糯
Chāng Tài Hào Lǎo Chén De Chá. Nánnuò

昌泰茶業 2006年
販売重量 40g / 400g
1,640円

陳老師好みの南糯茶。香り高さと南糯山のコクのある苦味。熟成が進んだまろやかさ。一つ一つのディティールがすばらしく、すばらしい仕上がりです。
表示価格は小分け(40g)のものとなります。8つご注文いただくと塊り(400g)でのお届けとなります。