解説：雲南下関四號餅茶 

下関茶廠が4級茶葉で作るプーアル茶。
いつものスパイシーさはそのままに、少しまろやかな下関茶をお楽しみください。

下関茶廠について
雲南省でも最も歴史のある茶廠の一つ、下関茶廠は沱茶づくりと鉄餅作りで知られています。
沱茶づくりでは1-2級の小さい茶葉が、餅茶では3-6級茶葉が一般に使われています。
下関茶廠の餅茶は5級茶葉で作られていて、スモーキーな風味はその大きな特徴です。

このプーアル茶、雲南下関四號餅茶について
下関茶廠の餅茶といえば5級茶葉が基本ですが、このプーアル茶は一回り小さな4級茶葉で作られています。一回り小さな茶葉はとは若い茶葉で、風味もまろやかになります。
そして、下関茶廠といえば鉄餅ですが、今回紹介するプーアル茶は「泡餅」です。泡餅とは一般に言うところの餅茶ですが、鉄餅を得意とする下関茶廠では鉄餅との区別をつけ泡餅とよんでいます。

プーアル茶を淹れる
包みを解くと茶葉からはスモーキーが香ります。
茶葉の甘い香りを合わさって、ピートの効いたウィスキーのような印象です。餅面のからもしっかりと押し固められていることが見られます。
茶葉を崩して湯を注ぐとしっかりとした煙香が立ち上ります。まだ若いので煙香が強く残っています。
味わいはお茶らしい苦みが第一の味わいとして感じますが、その後にやってくる甘みがよく、苦みと拮抗する様が心地よくもあります。
のどを下った後に残る口感はふくよかで、4級茶葉らしい、下関茶らしい仕上がりです。

とはいえ、まだまだこれからの熟成を待つプーアル茶であることは間違いなく、今後10年、15年と時とともに醸し出されおいしさが楽しみなプーアル茶です。

まとめ
下関茶らしいスパイシーなプーアル茶、下関雲南四號餅茶。
その個性的なおいしさを味わうもよし、長期熟成を狙うもよしの手元に一枚置いておきたいプーアル茶です。

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M0803
大益茶 7542
Dàyì Chá 7542

孟海茶廠 2018年
販売重量 60g / 357g
2,120円

孟海茶廠の4級茶葉
表示価格は小分け(60g)のものとなります。5つご注文いただくと塊り(357g)でのお届けとなります。

X0501
下関鉄餅 金榜 T8653
Xiàgwān Tiěbǐng Jīnbǎng T8663

下関茶廠 2014年
販売重量 100g / 357g
1,880円

下関茶廠のオリジン、5級茶葉
表示価格は小分け(100g)のものとなります。3つご注文いただくと塊り(357g)でのお届けとなります。

X1309
銷法沱茶
Xiāo Fǎ Tuóchá

下関茶廠 2013年
販売重量 100g
1,670円

下関伝統の熟沱茶、銷法沱茶。かつてフランス輸出用に作られていたプーアル茶の2013年版です。あでやかなデザインも素敵。

M0804
大益茶 7542 一筒
Dàyì Chá 7542 Yī Tǒng

孟海茶廠 2018年
販売重量 7x357g
52,000円

現代プーアル茶の原点といえる名レシピ、7542。熟成用の一筒セット。