R0201 六山十年
Liù Shān Shí Nián
2012年、六大茶山創立10周年を記念して作った限定記念餅。餅面で輝く若芽が穏やかな甘味をたたえた六大茶山の作る最高級プーアル茶。おいしいです。
形状 | 餅茶小分け |
---|---|
製造 | 2012年 |
茶廠 | 六大茶山 |
産地 | 六大茶山 |
熟生 | 生茶 |
特徴 | 六大茶山創立10年 |
味の評価
- 甘味
- ★★★★☆
- まろみ
- ★★☆☆☆
- 渋味
- ★★★★☆
- 苦味
- ★★★★☆
- 酸味
- ★★☆☆☆
- 香り
- ★★★★★
- 熟成度
- ★☆☆☆☆
解説:六山十年
六山十年はその名の通り、2002年に創立された六大茶山の10周年を記念して作られたプーアル茶です。
黄金で描かれた六山十年の名、しっかりと封をされた包みの下には銀毫を纏った茶葉が輝く餅面が現れます。
このプーアル茶は茶廠の名である六大茶山の通り、それぞれの茶山から摘んだ最高級茶葉を使用して作られたプーアル茶です。
柔らかめに押し固められた茶葉を崩し、お湯を注ぐと穏やかさのある蜜香が立ち上ります。陳香の香も出始めています。
水色はやさしい濁りのある茶色になっています。
おっとりとした甘みですが、ほのかな渋味と苦味が味を引き締めていて飲み応えのあるプーアル茶です。
六山茶山の生茶らしい味作りの本道を行きますが、一層の厚みのある旨味と、まろやかさはほかの六大茶山の生茶とは一線を画しています。
この違いは葉底にも表れています。
一芽二葉の葉底ですが、すっと伸びた若芽の長さからその生育状況の良さが伺えます。健やかに伸びた若芽は当然旨味をたたえていて、それがこのプーアル茶のおいしさを生み出しています。
これからの長い熟成を当然のように期待されるこのプーアル茶には、「品質記録」として成分分析表の横に一ページ、味わいなどの変化を記録していくための表が追加されています。これからの熟成をしっかりと味わってくださいというメッセージ、そして六大茶山の品質に対する自信の現れでしょう。
六大茶山の十周年を記念して作られた最高のプーアル茶「六大十年」お手元でじっくりと熟成させたい一枚です。こだわりの生茶を探している方、六大茶山のファンの方も是非一枚お手元に。
お客様の声
総体としてワイルドベリーという印象
東京都 T.Y様
いつも通り、滞りなく届きました。餅茶2枚というのは、意外にコンパクトにまとまるんですね。その昔、この形にした理由がよくわかります。
六山十年 2012は、パッケージからその風味まで、華やかなお茶ですね。最初に淹れた時、その派手な香りに驚きました。これまで実は、蘭香というのが、どういう香りを指すのかわかりませんでした。青茶でいう果実香、花香というのはそのまんまでわかりやすいのですが、下関緑盆の柑橘系の香りを除くと、若いプーアル茶はどれも梅か紫蘇に似た香りを発するので、これが梅香? なら、蘭香とはどんな香り? という感じでした。しかし、六山十年のこの香りは、納得の蘭香です。
この蘭香に圧倒されがちですが、渋みも、酸味も、甘みも1煎目から強めで、蜜香も2、3煎目から目立ってきます。煙味は抑えたつくりだそうですが、まだ結構立っていて、煙味好みの私にとっては良いアクセントです。総体としてワイルドベリーという印象で、まだそんなに新茶を経験していないだけに、春摘みの野生(野放?)茶とはこういうものかと、堪能しました。淹れた後の茶葉の香りもまだ溌剌としていて、爽やかな芳香を放っています。葉底も厚みがあり、長い茎は10センチ近くありました。圧餅が緩いせいか、茶葉をあまり壊さず崩せるので、若芽であることがよくわかります。初めて一芽一葉を観察することができました。
こうなると、もっと野生味があるという御品原茶が気になるところで、買い損ねて、ちょっと残念です。
恒豊源版納七子餅茶 632は、茶葉が高級なせいか、すっきりしているのに旨みがしっかりあって、飲みごたえがあり、一発で気に入りました。ただ、どこが昔のつくりか、最初に淹れた時には、よくわかりませんでした。改めて、店長さんの解説に従って、朴子 醇と飲み比べて、初めて違いに気づきました。
どちらもすっきりした熟茶ですが、香りがかなり違いますね。朴子 醇は最初ココアのような香りで、煎が進むと、甘い善哉のような香りに変じます。五子登科も後半は同じでした。
恒豊源版納七子餅茶 632は、もっと香ばしい、熱の加わった穀物か芋を連想する香りです。ただし、これは比べるからわかるので、単独で味わうと、こちらの方が馴染みのある香りなので、違和感は全くありません。
葉底を見ると、恒豊源の方は真っ黒で固いのに対し、朴子 醇は黒味が少し浅めです。なかにはもっと発酵の浅い、まだ柔らかな茶葉もありました。近年は、こんなふうにつくりが変わってきたんだなあとわかり、良い勉強になりました。
個人的には、甲乙つけがたいので、どちらもあるのが一番うれしいのですが、どれも朴子 醇のようになっていくのでしょうね。
以上、取り急ぎの感想です。今後ともよろしくお願い申し上げます。
当店からの返信
今回はお試しいただいた六山十年は記念茶として作られた六大茶山渾身のプーアル茶で、評価の高いプーアル茶です。プーアル茶の香りはだんだん と変化していきますが、基本的には外に広がる華やかな香りである蘭香からやや落ち着いた感のある花蜜香へと変化していきます。
六山十年は2012年のプーアル茶なので、これから花蜜香へと変化していくところといったところでしょうか。
煙味はおっしゃるとおり確かにあります。「煙味の強いプーアル茶」は格段に強い煙味を持っているのでそれに比べると抑えてたつくりとなってい るので煙味を抑えたとの表現となっています(初期の六大茶山のプーアル茶は煙味の強いものが多くあり、それに比べてという意味合いもありま す)。煙味のおいしいプーアル茶としては、下関茶廠の名盤「下関双傑」は煙味のおいしいプーアル茶として特に評判が高いプーアル茶です(鉄餅のほう がより煙味が強い仕上がりです)。
http://www.puer-cafe.com/item/item.php?mode=detail&item_cd=X0303
http://www.puer-cafe.com/item/item.php?mode=detail&item_cd=X0305
また、2003年の銀大益は当店でもっとも煙味の強いプーアル茶となります(2012年版は煙味がありません)。
http://www.puer-cafe.com/item/item.php?mode=detail&item_cd=M0307
六山十年はしっかりとした茶葉で、また圧展もゆるく仕上げられているので茶葉の形がしっかりと残っています。このようなプーアル茶になると茶葉も「引きちぎる」感じになってきますね。
御品原茶については申し訳ありません、先日売り切れとなってしまいました。こちらも出来のいいプーアル茶だったのでまたご紹介できたらと思います。
納得しながら次回購入の参考にしています。
長崎県 N.H様
昨年11月に台湾旅行で購入したプーアール茶が気に入りその後ネットで見つけたプーアールカフェで数回購入しました。熟茶,生茶も購入し飲んでみて納得しながら次回購入の参考にしています。日本茶,紅茶,コーヒーなどありますが,今のところ一番多く飲んでいます.
購入して良かったと心から思っております。
埼玉県 T.K様
R0101 / 六山御品原茶生 2010年
R0201 / 六山十年 2012年
が無事手元に届きました。
六山十年の薫り高さに購入して良かったと心から思っております。今後、五年十年と時を経るに従い深みのある香りと風味になるだろうと楽しみです。六山御品原茶は大旱魃だった2010年の物との事、雨が少なかった分、他の年より味の濃いお茶なのだろうと此方も熟成を期待しております。
また、購入したいと思います。
当店からの返信
今回お求めいただいたプーアル茶、六山十年、御品原茶はどちらも六大茶山の最高級茶に類されるプーアル茶になりますが、その中でも10周年記念茶である六山十年は茶気の強さに加えまろやかさを持ったプーアル茶に仕上げられています。もちろん御品原茶もいい出来のプーアル茶です。
どちらのプーアル茶も評価するまでににはまだまだ長い時間がかかりますが、どちらのプーアル茶も今後の長い時間をへて熟成していくことによって間違いなくうまみのある老茶になることと思います。
少しづつ末永くお楽しみください。
M0301
超級早春女児茶
Chāo Jí Zǎo Chūn Nǚ ér Chá
孟海茶廠 2012年
販売重量 40g / 500g
1,450円
大益の超級茶
表示価格は小分け(40g)のものとなります。12つご注文いただくと塊り(500g)でのお届けとなります。
C0301
易昌號 100g小餅
Yì Chāng Hào 100g Xiǎo Bǐng
昌泰茶業 2003年
販売重量 30g / 100g
3,240円
易武生茶の出来のいい一枚
表示価格は小分け(30g)のものとなります。3つご注文いただくと塊り(100g)でのお届けとなります。