M0403 雪印青餅
Xuěyìn Qīng Bǐng
80年代の傑作プーアル茶、雪印青餅。現在では見つけることすら困難なプーアル茶です。一回り小さな茶餅、一回り小さな内票、そして味わいが雪印の証です。
雪印青餅
- 商品番号
- M0403
- 価格
- -円
- 販売重量
- 357g
- 在庫
- 販売終了
形状 | 餅茶 |
---|---|
製造 | 1985年 |
茶廠 | 孟海茶廠 |
産地 | 孟海茶区 |
熟生 | 生茶 |
特徴 | 雪印 |
味の評価
- 甘味
- ★★★★☆
- まろみ
- ★★★★☆
- 渋味
- ★☆☆☆☆
- 苦味
- ★★☆☆☆
- 酸味
- ★★☆☆☆
- 香り
- ★★★★★
- 熟成度
- ★★★★☆
解説:雪印青餅
「印級」の名を受けた雪印青餅の第一批、1985年に作られた逸品です。
雪印青餅 7532プーアル茶は80年代に茶廠からのオーダーでつくられた7532の中でもさらに特別なプーアル茶です。
雪印青餅は80年代に茶商のオーダによって作られていた7532を原型としていますが、その中でもより多くの一芽一葉茶葉を使用してつくられた特別な7532でした。
その7532は、作られてから14年がたった1999年、台湾の茶商によって「雪印青餅」と名付けられました。
雪印の意味する処は、その風味がプーアル茶の歴史の中でも最高とされる紅印プーアル茶など「印級プーアル茶」と似た風味を持つことによります。
もちろん、'85年につくられた雪印青餅はいわゆる印級プーアル茶ではありませんが、その特別なおいしさから「雪印」の名は広まり80年代最高のプーアル茶の一つとしてプーアル茶の歴史に名を残しています。
「雪印青餅」の評価が上がり始めた2001年、マレーシアの茶商、萬年青茶藝によって雪印青餅はマレーシアに輸入されました。
まだプーアル茶の情報が限られていたこの時代、この「印級」の名を持つ雪印青餅は70年代につくられた本来的印級プーアル茶である「黄印」の派生プーアル茶として売り出されました。そのつじつまを合わせるためラベルに大きく1975年制と記されてしまっています。
それでもできのいいこのプーアル茶はよく売れ、マレーシアには2002年にもう一度大きく輸入されました。
(その後は価格の高騰もあり輸入はされていません。)
このプーアル茶は萬年青茶藝によって最初に輸入されたもので、その後個人のコレクターの手によって保存されていたものを2010年に仕入れたものとなります。
包み紙を外すと深く熟成が進み艶のある餅面が現れます。
餅茶のサイズは19cmと通常の餅茶(21cm)よりも小さくなっています。また、茶葉と一緒に包まれている内票と呼ばれる説明書きもも余白の部分が狭く、通常のものより一回り小さくなっています。
餅面には明るい色の若芽がより多く配され、通常の7532よりも目を引きます。よく熟成されているので簡単に崩すことができます。
茶葉に湯を注ぐと落ち着いた陳香、樟香の中にも柑橘系のヒントを秘めた華やかさのある香りが広がります。
水色はしっかりと30年熟成の色合いです。
味わいはほろ苦味さそして舌の奥で感じる回甘の輪郭を30年熟成のまろやかさが上手に包み込んでいます。
香港熟成の影響でやや湿度を感じますが上手な熟成とその後の自然倉による保存により程よい仕上がりです。
茶湯の出もよく、煎も長くので少量の茶葉で十分に楽しむことができます。
葉底は柔らかく、しっかりと深く色づいています。
茶葉はよく乾燥していて、またしっかりと柔捻されているので、開きにくくありますが、しっかりとしたお茶づくりの証です。
プーアル茶の歴史に名を残し、80年代プーアル茶の中で綺羅星のごとく輝く雪印青餅。
もはや入手することも非常に難しい一枚をぜひお手元に。
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雪印青餅
- 商品番号
- M0403
- 価格
- -円
- 販売重量
- 357g
- 在庫
- 販売終了
雪印青餅
- 商品番号
- M0403
- 価格
- -円
- 販売重量
- 357g
- 在庫
- 販売終了