M0305 金大益
Jin Da Yi
21世紀の銘茶、金大益。2000年代を代表するプーアル茶で、孟海茶廠国営時代の最後の銘茶。班章茶葉の味の強さが金大益のおいしさです。将来を約束されたプーアル茶をお手元に。
形状 | 餅茶 |
---|---|
製造 | 2003年 |
茶廠 | 孟海茶廠 |
産地 | 中国雲南省 |
熟生 | 生茶 |
特徴 | 21世紀の銘茶 |
味の評価
- 甘味
- ★★★★☆
- まろみ
- ★★★☆☆
- 渋味
- ★★☆☆☆
- 苦味
- ★★★☆☆
- 酸味
- ★★★☆☆
- 香り
- ★★★★★
- 熟成度
- ★★★★☆
解説:金大益
孟海茶廠が国営時代に作った最後の銘茶、金大益。
2003年に作られたこのプーアル茶は、そのポテンシャルの高さのため、早くから評価されていました。
このプーアル茶は台湾の「飛台公司」のオーダー品として2002年に発注され、孟海茶廠が国営として最後のお茶づくりを行った2003年に作られたプーアル茶です。(2004年に孟海茶廠は民営化されました)
金大益のおいしさの秘訣は何と言ってもその味の強さ。
口にすると、厚みのある旨味、ほろ苦さといったプーアル茶の王様と呼ばれる班章茶葉らしい強い味わいが口の中を満たします。
金大益には二つ種類があり、その違いは包み紙の"茶"の字の違いとなります。
金大益の特徴は「歪茶」として知られていますが、その意味するところは、包みの上部に書かれている「雲南七子餅茶」の茶の文字がほかの字から離れ傾いています。
また、金大益には質検印章と呼ばれる印が押されています。これは2003年に作られた高品質プーアル茶に押された印で、金大益以外には、孟海茶廠の銀大益などの限られたプーアル茶のみに押されています。
包みを開くと茶葉に埋め込まれた内飛にも質検印章が押されていることがわかります。
餅面を観察すると、湿度の低い環境で熟成された茶葉の表面には艶があり保存状態の良さがうかがわれます。
当店で仕入れた頃は赤色というべきであった水色は赤みを残しつつも黒茶らしさの深みが出てきて、熟成の度合いを増してきました。
立ち上る香りは熟成したプーアル茶にあらわれる蘭香を感じられるようになりました。燻香、そして陳香とバランスをとりつつ重厚感のある香です。
立ち上る香りの中に、そしてその口に含んだ時の味わいに班章茶葉らしさを感じることができますが、やはりこの金大益の特徴は、その圧倒的な旨味、ほかのプーアル茶には無い重厚な旨味は茶葉の持つ香りと渾然一体となってえもいわれぬ口感を生み出したのちに喉の奥へと下っていきます。
銘茶として十二分のおいしさを携えています。
葉底を見ると時折大きな茶葉も見られますが、基本的に選別のされた茶葉が見られます。金大益は別名5号青餅とも呼ばれ、五級茶葉を使用して作られています。しっかりと製茶がされ、若芽から離れた茶葉が多くなっていますが、柔らかさのある茶葉です。
鶯色を残していた葉底も満遍なく褐色を呈しています。
大益茶のコレクターのもとで乾燥した環境下で保存された後、当店の倉庫にて熟成を経ています。熟成具合にも何ら不具合のない、上質な味わいを醸し出しています。
まだまだ熟成の余地を残していますのでこの先も長くお楽しみいただけます。
国営孟海茶廠、最後の銘茶であり、2000年代を代表する銘茶、金大益。間違いのない銘作茶でコレクションにふさわしい一枚です。
こちらもどうぞ
こちらも評価の高い金大益 → 金大益 2011
【プーアル茶の記録】
・2013年03月
作られて9年。しっかりとした熟成の中に若味が残る。
プーアル茶の風味は強い旨味、程よい苦味、そして蜜香。銘茶の風格を持ったプーアル茶。
M0303
金大益
Jīn Dà Yì
孟海茶廠 2011年
販売重量 20g / 357g
5,800円
銘茶の新茶も高評価
表示価格は小分け(20g)のものとなります。15つご注文いただくと塊り(357g)でのお届けとなります。
C0001
易昌號易武七子餅茶 篆体版 精品
Yì Chāng Hào Yì Wǔ Qī Zǐ Bǐng Chá Jīng Pǐn
昌泰茶業 2000年
販売重量 357g
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歴史に残る銘茶易昌號