L0701 老同志 7548
Lǎo Tóngzhì 7548
名レシピ7542。老同志が、そして邹炳良作る7548は海湾茶業の実力を見るのにぴったりの一枚です。旨口プーアル茶。
形状 | 餅茶小分け |
---|---|
製造 | 2015年 |
茶廠 | 海湾茶業 |
産地 | 孟海茶区 |
熟生 | 生茶 |
特徴 | プーアル茶の泰斗がつくる7542 |
味の評価
- 甘味
- ★★★☆☆
- まろみ
- ★★★☆☆
- 渋味
- ★★☆☆☆
- 苦味
- ★★★☆☆
- 酸味
- ★☆☆☆☆
- 香り
- ★★★★☆
- 熟成度
- ★★☆☆☆
解説:老同志7548
孟海茶廠が生み出した銘作プーアル茶「7542」はいろいろな茶廠がそれぞれの解釈によって作られています。
この老同志 7548はプーアル茶の泰斗としてしられる邹炳良によって作られた7542となります。
老同志ブランドを作る海湾茶業のCEO邹炳良ですが、もともとは孟海茶廠の工場長として名を馳せていました。
邹炳良について
熟茶作りの黎明期に、技術者として熟茶作りを孟海茶廠に導入した邹炳良はその後、工場長となります。そして、現在知らぬもののいない大益牌を導入したのも邹炳良な大きな功績です。
プーアル茶の世界にこのように大きな足跡を残した邹炳良はまさにプーアル茶界の泰斗であることに異論を挟むものはありません。
7542について
銘レシピとして名高い7542は、大益牌の基準茶であり、さらにはすべてのプーアル茶の基準ともいえます。そのレシピ番号からも読み取れるように、4級茶葉が配方がベースになっています。
プーアル茶の代表ともいえる7542は73青餅や88青餅のようにその時代ごとのプーアル茶の評価の基準ともなっています。
このプーアル茶について
老同志が作る7542である老同志7548("8"は海湾茶業の茶廠番号です)ですが、そのパッケージを眺めると「浓香型」の文字が目を引きます。
浓香型とはお茶の風味をあらわす用語で、コクのあるといった意味合いがあります(ページ上部の短文の紹介では旨口と表現しています)。「浓香型」に対する言葉としては「清香型」という言葉があり、こちらはもっとすっきりとした風味を表します。
餅面は暗緑色の茶葉ですが、ほのかに赤みがあり、若芽が配されています。つやのあるきれいな餅面です。2015年の7548には喬木老樹茶葉が使用されています。
湯を注ぎ軽く洗茶を行い、再び湯を注ぎます。
しっとりとした花蜜香が立ち上ります。一面にふわっと広がるような華やかさはありませんが、やわらかさを感じる内に茶気をこめた香りです。
水色は薄濁りがあり、赤味が差しています。うすにごりからまろやかさを連想させます。
まだ若いプーアル茶なので溌剌とした刺激のある飲み口を想像しますが、このプーアル茶は浓香型茶らしい、まろみのある飲み口です。渋味は抑えられていますが、濃く淹れると強くなりすぎてしまうので気持ち薄めに淹れていくとおいしくいただけるでしょう。
ほのかな煙味も感じますが欠点ではなくアクセントというべきでしょう。
葉底はふわりとした柔らかな仕上がりです。
喬木老樹のよく肥えた若芽か萌黄色を、4級茶葉は暗緑色を呈しています。まだまだ熟成の始まり、これからだんだんと味わいに深みが出て行くことでしょう。
プーアル茶の泰斗が作る名レシピ7542である老同志 7548。まろやかな飲み口なので初めての生茶に、そして老同志の実力を試す一枚にちょうどいいプーアル茶です。
お客様の声
表、裏とも茶葉が美しく配置されていて、うっとりしてしまいました
栃木県 H.K様
老同志7548
まず餅面を見たときに表、裏とも茶葉が美しく配置されていて、うっとりしてしまいました。崩して飲むのがもったいなくて、崩すのをやめたほどです。(でも飲まなきゃ味がわからないので結局崩しましたが)作られて3年とまだ若いので、渋味が強いです。鼻にぬけていく香りが素晴らしく、熟したときのポテンシャルを感じさせます。10年寝かせるつもりで、また購入しようと思います。
当店からの返信
老同志7548はおっしゃるとおり、まだまだ若い生茶なので?香型とはいえ苦味、渋みが強く残っています。ポテンシャルは十分なので、まずは五年熟成まで2年、その後十年、二十年とじっくりと熟成させるとおいしいプーアル茶に育っていくので末永くお楽しみいただければと存じます。
M0803
大益茶 7542
Dàyì Chá 7542
孟海茶廠 2018年
販売重量 60g / 357g
2,120円
本家本元7542
表示価格は小分け(60g)のものとなります。5つご注文いただくと塊り(357g)でのお届けとなります。