C0405 昌泰普洱 歳月 十五年
Chāngtài Pǔěr Suìyuè Shíwǔ Nián
プーアル茶の真髄。プロの茶倉で15年熟成させた生茶、昌泰普洱 歳月。易武山の春茶葉のおいしさに熟成の風味が加わった本道を行く熟成高級プーアル茶です。
昌泰普洱 歳月十五年
- 商品番号
- C0405
- 価格
- 2,860円
- 販売重量
- 30g / 100g
- 在庫
- あり
表示価格は小分け(30g)のものとなります。3つご注文いただくと塊り(100g)でのお届けとなります。
形状 | 散茶 |
---|---|
製造 | 1999年 |
茶廠 | 昌泰茶業 |
産地 | 易武、孟海 |
熟生 | 生茶 |
特徴 | 倉味のおいしさ |
味の評価
- 甘味
- ★★★☆☆
- まろみ
- ★★★★☆
- 渋味
- ★☆☆☆☆
- 苦味
- ★★☆☆☆
- 酸味
- ★★☆☆☆
- 香り
- ★★★★☆
- 熟成度
- ★★★★☆
解説:昌泰普洱 歳月十五年
昌泰の作るプーアル茶の中でもプロの茶倉で熟成させた老茶シリーズ、「歳月」。
このプーアル茶は易武山、孟海茶区の茶葉で作り、15年間プロの茶倉にて熟成させたプーアル茶の崩しとなります。
茶作りから熟成までプーアル茶の真髄が詰まったプーアル茶の美味しさをお楽しみ下さい。
近年はプーアル茶ブームの流れで作られた若いプーアル茶を楽しむ機会が多くなっていますが、このプーアル茶はその流れとは一線を画す、昔ながらに熟成をさせた生茶の味わいをお楽しみいただけます。
白い化粧箱を開けると、半透明の紙袋がきれいに納められています。
その中には崩された茶葉が入っています。大きさにばらつきもありますが、だいたい一つがちょうどいい茶葉の量になります。
(熟成され出もいいので3gを目安にして下さい)
湯を注ぐと、熟成された年月を感じさせる陳香が急須から漂います。茶葉が開くにつれて楠香や漢方薬のような香など色々な香りが重なり合ってきます。
熟成された生茶の香は熟茶のような、発酵による湿度を感じる香はなく、茶葉が本来持っていた香が陳化とともに変化した甘い香が楽しめます。香の中には杏仁香もあり、柔らかな易武山らしい美味しさが予想されます。
水色もしっかりと色づいています。透明感があり、赤く熟成した水色からは易武山茶らしい仕上を見ることができます。
広州、深圳の茶倉にて管理熟成されていたプーアル茶なので、若々しさはすでになく、易武山茶葉のもつ柔らかな甘み、孟海茶葉の厚み、そして15年の歳月を経て生まれたまろやかさが合わさり、茶葉が持つおいしさ、そしてプーアル茶として積み重ねたこれぞプーアル茶という美味しさを醸し出しています。
煎もしっかりと続きます。
煎ごとにおいしさも変化していきます。最初の2-3煎は新芽から作られる甘い香と甘み、そしてじんわりと口の中に広がる口感が見所ですが、煎が進むにつれて甘みの出所も変化し、ほのかな苦味なども出てきて、次第につるりとした滑らかさのある味わいへと変化していきます。
煎を通じて残る倉味がおいしさを支え、煎が進んでも深みのある味わいを演出します。
葉底もしっかりと色づいています。
湿度のある茶倉で熟成されていたので、茶葉の発酵もよく進んでいます。茶葉に固さも出ていますが、発酵臭など欠点となる味わいが出ていないのは一流のプロの仕事です。
昌泰普洱歳月 十五年、プーアル茶の真髄をつく逸品。本格老プーアル茶を楽しみたい方におすすめの一品です。
昌泰普洱 歳月十五年
- 商品番号
- C0405
- 価格
- 2,860円
- 販売重量
- 30g / 100g
- 在庫
- あり
表示価格は小分け(30g)のものとなります。3つご注文いただくと塊り(100g)でのお届けとなります。
お客様の声
格段に香りが複雑で、まろやかで甘みも強いので、別のお茶のようです。
東京都 T.Y様
滞りなく届きました。小分け用のアルミ袋はいろいろなものを使っていますが、貴店のは使いやすいので気に入っています。
今回の購入は昌泰歳月の10年昌泰号と孟海茶磚651ですが、既購入の昌泰普? 歳月 十五年と合わせて、勝手に飲み比べセットにして楽しみました。
基本的なお茶づくりの違いをいったん横におけば、歳月十五年の熟成の仕方の違いが目立つように思います。10年昌泰号と比べても、格段に香りが複雑で、まろやかで甘みも強いので、別のお茶のようです。かつて香港の湿倉で大量に熟成されていた時代のそれに近いのが、これなんでしょうね。老生茶は80年代のものまで、安いものばかりですが、いくつか試しましたが、共通しているのが、お香のよう…と形容される陳香です。並べて味わうと、まるでお香のような香りから、ブルーチーズ系のカビ発酵臭に近いものまでいろいろあるのですが、10年昌泰号にはこれがありません。ちなみに、いわゆる倉味というのはこれを指すのでしょうか、違うのでしょうか?
10年昌泰号には、このお香のような香りの代わりに、明快な杏仁香がありますね。それから薄荷のような清涼味があります。茶気が薄くなって、甘みが強くなってもこの二つは続いて、ミントティーのような感じになり、長く楽しめます。
一方、孟海茶磚651ですが、予想以上の美味しさで、とても気に入っています。蓋碗を使って高温で淹れると、濃い煎茶風の味わいに薫香もあって、個人的にはこちらが好みですが、お勧めのように低温で長時間抽出しても、渋みや酸味(これを収斂味というのですね?)があって、コクとまろみが強調されても、茶気がだらけません。日本の焙じ茶をちょっと想起させる味わいです。荷香もあるでしょうか、大益緊磚茶 黄片磚に近い感じもしました。どちらもあまり煎持ちしないのが玉に瑕ですが。
いずれにせよ、標準茶、大衆茶と呼ばれるラインのお茶は熟成が進むと美味しいというのは本当ですね…と書いてはみたものの、日本では何故か生茶の標準茶が手に入りにくく、若生茶の標準茶を飲んだことはないので、どれくらい変化しているのか見当がつきませんが…。
こうやって並べると、自分の好みが湿倉熟成より乾倉熟成のほうだというのが、よくわかります。念のため、下関緑盆のCIB1998年と、2004年も持ち出して飲み比べましたが、CIB1998年でも、歳月十五年のような複雑な陳香はしません。CIB1998年は購入してそろそろ1年がたちましたが、さらに磨きがかかった感じで惚れ直しました。これも乾倉熟成でしたよね。老茶の王道が湿倉熟成であったことを考えると、ちょっとヘコむ結論ですが、これからもいろいろ試していこうと思いますので、よろしくお願い致します。
聞きたいことがいろいろあって、長いとりとめない感想になってしまいましたが、お許しください。
ミックスして飲んだりしています。
東京都 M.N様
ご丁寧に情報を色々とありがとうございます。取り扱っておられる商品への情熱と愛を感じられると、買う側としても非常に信頼できかつうれしいです。
最初は、「R1303 / 雲南の月 2012年」が美味しいと思いましたが、飲んでいくと単にまろやかだけでは何となく物足りなくなり、より陳香のある?種類の方が美味しく感じられるようになってきました。今は、「雲南の月」に「歳月十五年」をミックスしたり、「五子登科特級茶」と「雲南の月」をミックスして飲んだりしています。
今回は「M1403 / 五子登科特級茶 2013年」を再注文いたしました。また、その方向性の商品をお勧めいただけるとうれしいです。
従来、青茶を好んでいて、プーアル茶は健康用に脂っぽい物を食べたときなどにほとんど薬代わりとして飲んでましたが、プーアル茶も飲み付けると美味しいですね。色々種類があると飽きずにすみますし。
今後ともよろしくお願いします。
まさに老茶という感じです。
東京都 T.H様
C0405 / 昌泰普? 歳月十五年 1999年
私は、こんなに古いプーアルの老茶を頂いた事が無いので、ちゃんと感想を伝えられるのかわかりませんが・・・。
老茶なので一煎目を捨てて、二煎目を頂いてみると、強い棗香と参香がします、参香のせいかズッシリした印象を受けます。煎が進むと参香は薄れ、棗のドライフルーツの様な香りになっていきます。
味はほんのりした甘味とかすかな苦味がして、渋味は殆ど無く、まさに老茶という感じです。飲むのにはそれなりに心構えが必要なお茶ですが、なるほど、プーアル生茶の老茶とはこのような物かと楽しんでおります。
E0301 / 金奬重慶沱茶 1995年
重慶沱茶というお茶は初めて頂いたのですが、プーアル茶とは全然味も香りも違うので、とても驚きました。プーアル茶というよりは、むしろ上品な紅茶の老茶の様な香りが致します。味も、渋味や苦味は少ないですが、はっきりとした収斂味があって、それも紅茶っぽさを感じさせます。個人的には好きな味ですが、プーアル茶を求めてこれを飲むと、違うと感じるかも知れません。なるほど、こういう沱茶も有るのかと、勉強になりました。
経験不足で、書いていてもモヤモヤ感の残る感想ですが、このような物でよろしければ・・・。
煎が進むと、茶気にグッとコクがでて印象が変わります。
東京都 T.Y様
昌泰普? 歳月 十五年は、まず凝った箱装に目を奪われますね。淹れると、まず甘い香りと僅かな荷香がして、しかし口に含むともっと複雑な香りがします。煎の初めはかなり甘いと感じましたが、煎が進むと、茶気にグッとコクがでて印象が変わります。陳香はずっと続きますが、前面に出てこないのがいいですね。湿倉の熟成は初体験ですが、乾倉熟成とは違う味わいで、より熟茶に近いかなという印象です。
当店からの返信
昌泰普? 歳月 十五年はまずはその熟成味を味わっていただきたいプーアル茶となります。
最近は発酵が軽い自然倉仕上げがプーアル茶でのトレンドとなっていますが、このプーアル茶は昔ながらのしっかりと管理された倉庫での熟成で、湿度のある熟成だからこそ醸し出される風味を持ったプーアル茶に仕上がっています。熟茶にも似ていますが熟成生茶ならではの風味は独特で、淹れ方によって異なった美味しさを引き出すことができます。もともとの茶葉も素性の良い、高品位茶葉となっていますので、茶葉の美味しさも味わいいただければと存じます。
思っていたとおりの、いえ、それ以上のおいしさです。
岡山県 S.Y様
いつもお世話になります。
店長さん勧めていただいた昌泰プーアル 歳月15年を早速試してみました。説明文にあるとおりのしっかりと熟成の進んだプーアル茶で、思っていたとおりの、いえ、それ以上のおいしさです。
15年熟成とありますが、20年以上熟成されているようなおいしさです。手元にある2000年ごろのものよりも90年代の生茶に近い熟成味です。これは熟成環境によるものなのでしょうか、改めてプーアル茶の奥深さにしびれます。
いいお値段ですが、年代物の生茶としてはお買い得なので今のうちにリピートして起きたいと思います。
当店からの返信
昌泰普? 歳月 15年はおっしゃるとおり、15年以上の熟成味を感じるプーアル茶に仕上がっています。これはしっかりと温度、湿度を管理した倉庫熟成の賜物で、自然倉での熟成ではなかなか出てこない風味です。
このプーアル茶のすばらしいところは、熟成が進んでいるにもかかわらず雑味がなくすっきりしあがっているところにあります。
熟成を促進させるように作られた倉庫ではしばしば熟成が強すぎ、雑味が入ってしまうことがありますが、このプーアル茶ではそのようなことはなく、仕上がりも上品な、まさに熟達のおいしさがあります。
C0401
和諧中国 特供茶
Hé Xié Zhōng Guó Tè Gōng Chá
昌泰茶業 2007年
販売重量 30g / 100g
3,480円
表示価格は小分け(30g)のものとなります。3つご注文いただくと塊り(100g)でのお届けとなります。