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プーアル茶のおいしい淹れ方

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プーアル茶に限らず、どんなお茶でもまずは淹れてみることが何より大事。失敗して飲めないなんていうことはないのでまずはトライ。さらにおいしく入れるためのコツやヒントも紹介します。

プーアル茶の簡単な淹れ方

1プーアル茶を淹れる準備
お茶を淹れる準備をしましょう。プーアル茶を淹れるのに必要な道具は
  • ・茶壷(日本の急須でもコーヒーサーバーでもOKです)
  • ・湯のみ
  • ・沸騰したお湯
  • ・プーアル茶葉
プーアル茶を淹れるのに必要な道具茶葉の量は300ccで3gを目安にしてください。極端に多すぎる、少なすぎることがなければ大丈夫です。
写真では小さめの急須(150cc)で2回淹れるので茶葉はおおよそ3g使用しています。
茶葉について
プーアル茶は茶葉を固めて作られるので茶葉を崩すには千枚通しのような道具が必要です。当店の小分けパックであれば、茶葉が崩されているので簡単にプーアル茶を淹れることができます。
2洗茶をする
急須に茶葉を入れ、茶葉が浸る程度に沸騰したお湯を注いで10秒程したらお湯を捨てます。
洗茶とは
中国茶のお作法のひとつです。茶葉についたほこりや雑味を流すことで、味わいがすっきりします。
生茶やしっかり作られた熟茶であれば省略してもかまいません。老茶や小さな茶廠、個人が作ったような熟茶はしっかり洗茶をしましょう。
3あらためてお湯を注ぐ
プーアル茶にお湯を注ぐここでは沸騰したお湯でプーアル茶を淹れます。使用する水やお湯の温度にもいろいろこだわりポイントがありますが、沸騰したお湯がキホンです。
43分蒸らす
プーアル茶を蒸らす蒸らす時間はまずは3分程度としましょう。茶葉の量、蒸らす時間でプーアル茶の濃さが変わってくるので好みに応じて調節してください。
二煎目以降は抽出時間は短くなります。濃過ぎた場合はお湯で薄めていただきましょう。
5プーアル茶を回し淹れる
プーアル茶を回し淹れる湯飲みが複数ある場合は濃さが均一になるように少しずつ、何回かに分けて回し淹れましょう。一度「茶海」などに一度注いでから分ける方法もあります。
6おいしくいただく
プーアル茶をおいしくいただく香りを楽しみ、味わいを楽しみます。
◎今回使用したプーアル茶
俊昌号 生茶
六大茶山が作る号級茶。甘みとまろやかさが秀逸な最高級プーアル茶です。

プーアル茶を美味しく淹れるためのコツ

上のプーアル茶の簡単な淹れ方をふまえて、ひと味おいしくするコツを見てみましょう。

◎洗茶をする
洗茶は中国茶ではお約束事ですが、実際味わいもすっきりと仕上がります。
一手順淹れて美味しいプーアル茶を楽しみましょう。
◎軟水をつかう
水の味わいでプーアル茶の味わいは大きく変わります。
他のお茶と同じように、プーアル茶を淹れる時にも軟水で美味しくいれられます。美味しい水でプーアル茶を淹れる時は硬水を使用しないように注意して下さい。
◎茶葉をしっかり崩す
プーアル茶は通常固まった状態で売られています。使用するときは固まりを崩して、よく混ぜてからお茶を淹れます。茶葉をしっかりと崩すことによってすべての茶葉をしっかりと洗茶できるのと、それぞれの茶葉からしっかりと美味しさを抽出できます。
◎まずは淹れてみて
それぞれのプーアル茶によってお茶の出などに違いがあります。まずは基本を押さえて淹れてみましょう。そして、また次回調節してみましょう。淹れるのを失敗したプーアル茶というのもありませんから
◎何より楽しい気分で
おいしいお茶を楽しむのには難しいことを考えることよりも、気軽にお茶を楽しむ自由な心。これが何より大事です。楽しい会話が何よりの美味しさのスパイスになります。

プーアル茶をちゃんと淹れる

プーアル茶を淹れるお客がきた時や、時間があるときはゆっくり淹れるのもお茶の楽しみです。
この淹れ方では、何煎も淹れることができます。茶葉をたくさん使うことによって茶葉の煎ごとの味の変化を楽しむことができます。茶葉の量が多くなるので、上手に淹れるにはなれが必要ですが、おいしさを最高に引き出したプーアル茶のおいしさは格別です。

1お茶を淹れる準備
  • ・茶壺(急須)または蓋碗
  • ・茶海(サーバー)
  • ・茶杯(湯のみ)
  • ・茶こし
  • ・沸騰したお湯
  • ・プーアル茶
中国では急須のことを茶壺(チャフー、チャコ)とよびます。茶盤の上に茶壺(または蓋碗)、と人数分の湯のみ、茶海(チャハイ)と茶こしを準備します。茶海とはサーブする前にお茶を一度移して、プーアル茶の濃さを均一にするサーバーです。
準備が整ったら茶壺のサイズに合わせてたっぷり目の茶葉(理想とする淹れ方を目指して3-8g)を中に淹れます。
2洗茶
茶壺にお湯を注ぎます。お湯を注ぐときは茶葉がよく踊るように注ぎ淹れます。たっぷりとあふれるほどにお湯を注ぎます。生茶ではここでアクが泡立つことがあるので、蓋でよけたあと蓋をします。そして、蓋の上からさらにお湯をかけます。こうすることによって、蓋を暖めるのと同時にお湯で蓋と碗の隙間をシールして香りを茶壺の中に封じ込めます。
お湯を淹れて15秒程度したらその他の茶器を暖めるよう茶碗に注ぎ、こぼし、そして茶海に注ぎます。
3お茶の抽出
洗茶が終わったら再度お湯を茶壺に注いで抽出します。抽出時間は好み次第ですが、1煎目は茶壺のサイズにもよりますが小さめの茶壺で大体1〜3分前後、2煎目以降はお茶の出によって調節しましょう
4お茶を茶海に移す
お茶が出たら一度茶海に移します。茶海に移す理由ですが、中国茶で使う茶杯は小さいので茶壺からそのまま注ぐと杯によってまったく違う濃さになっています。そのため、一度茶壺から茶海に移しお茶が均一になるようにしてから各々の杯にお茶をついでいきます。
5おいしくいただく
茶杯に淹れたらおいしくプーアル茶をいただきましょう。煎ごとのおいしさの主役の違いも楽しんでください。何煎も楽しめるので、楽しいおしゃべりしながらプーアル茶を楽しみましょう。

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