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コレステロールとプーアル茶
近年、プーアル茶のコレステロールを下げるという効能も注目されています。
プーアル茶の研究は他の茶類に比べてあまりなされていないのでその詳細なメカニズムは解明されていませんが、いくつもの臨床実験においてプーアル茶にはコレステロール値を下げる効果があることが報告されています。
動脈硬化の原因物質として知られるコレステロールには善玉コレステロールと呼ばれるHDLと悪玉コレステロール呼ばれるLDLがあります。プーアル茶は血液中のコレステロールを減らす作用があることで知られますが、とくに、悪玉コレステロールであるLDLの値を大きく下げます。そして同時に、プーアル茶は血液中の善玉コレステロールであるHDLをあげるので結果、悪玉コレステロール値は血液中のコレステロール値の減少値よりも大きく下がることが臨床実験によって調べられています。
中国国内で昆明医学院による臨床実験によればプーアル茶のコレステロール減少効果通常の摂取量で血中脂肪を下げる治療薬と同等の効果がありしかも副作用が無いという結果が出ています。さらにアメリカで行われた臨床試験では、心筋梗塞の確率を44%減らしてくれるという結果もあります。
他にもフランスやイタリアなどで同様の報告がされおります。プーアル茶が心筋梗塞の予防になるのは、心筋梗塞の直接的原因は動脈壁が厚くなるためですが、それはLDLがマクロファージなどに作用し、結果動脈壁が厚くなるためです。そのためLDLを下げるプーアル茶は動脈硬化の予防にも有為であり、また日本でも他の黒茶類ですが黒茶がLDLをさげ、心筋梗塞の予防に効果があると報告されています。